
そもそもシルクって?
さらりと滑らかな肌触りと美しい光沢のある生地が特徴の「シルク(絹)」。
ご存じの方も多いと思いますが、シルクを作り出すのは蚕(かいこ)という虫です。
蚕は成虫になる時に全身を覆うためのマユを作ります。そのとき、蚕が口から出す繊維を紡ぎ、製糸したものがシルクです。
マユは蚕を外敵から守るだけでなく、放湿性と吸湿性のバランスの調整に優れており、太陽の紫外線や温度、気候に左右されずマユの内部を快適な状態をキープしてくれるのです。
参照元:http://blog.studio-tao.com
繭の内部を快適にするための機能は蚕だけではなく、私たち人間にも大きな恩恵を与えてくれます。
衣服としての絹製品はもちろん、美容にも大きな効果が得られることが分かっています。
シルクが化粧品成分になると注目されたきっかけは、シルクを製造する工場で働く職人の手が、とてもキレイだったことから始まりました。
シルクの美容効果の秘密は「セシリン」
セリシンは、マユから抽出することのできる天然のタンパク質です。
なんとセリシンのアミノ酸組成は人のお肌の天然保湿成分とよく似ていて、「セリン」というアミノ酸が多く含まれています。セリンは角質層に最も多く含まれる成分で、お肌の水分を保持する重要な成分です。
このセリンを豊富に含むセリシンは、保湿成分としてよく知られているコラーゲンと比較すると、長時間の水分保持力ではセリシンのほうが勝っているのです。また、お肌へのなじみがよいことも特徴です。
参照元:http://www.skincare-univ.com
自然由来のもので保湿性がよく、肌なじみがいいのはうれしいですよね。
セシリンにはそれ以外にも抗酸化作用や紫外線吸収機能があり、美白ケアやエイジングケアにまさにうってつけの成分です。
では、シルクを使った美容ケア商品にどんなものがあるのかをご紹介します。
絹工房 富岡シルク石鹸
豊かなシルクの泡立ちでしっとり艶やか絹肌に。
富岡産シルクをふんだんに配合した固形石鹸。
高度精錬(※不純物を取り除く処理)とシルク配合効果による豊かな泡立ちは泡立てネットいらず。
キメ細やかなシルクの泡はお肌を優しく洗い上げてくれるので、敏感肌の方や赤ちゃんにもオススメ。
お風呂場に置いても溶けださないので、長くそして最後まで使用することができます。
80g 2,778円(税別)
参照元:http://www.tomioka-silkbrand.jp
もちもちの泡で洗顔して、お肌がツルツルになるのはもちろん、大人から子供まで安心して使える成分というのがうれしいですね。
絹工房 富岡シルククリーム
純国産のシルクフィブロインが高濃度に配合されたクリームです。
デコルテや肩・腰回りなど充分伸ばしてご使用いただける1包1g入り。
角質の硬い場所はタップリ塗ってケアしてください。
1包(1g)×30包み入り 3,602円(税別)
参照元:http://www.tomioka-silkbrand.jp/
上で紹介した石鹸と同じ、富岡シルクの商品です。日本のメーカーなので安心して使えます。
小袋に分かれているので使いやすいですね。値段もリーズナブルなのがうれしいです。
然-しかり- シルク美容液
肌の上にシルクを一枚まとうことで、外部刺激から肌を守ります。
また、肌トラブルの原因となる水分不足やキメの乱れなどを整え、明るい印象の肌に導きます。
さらに栄養豊富な美容成分プラセンタとコラーゲン、ヒアロリペアなどの働きで肌コンディションを整え、すこやかな肌を育みます。
30g 3,429円(税別)
参照元:http://www.chojyu.com
こちらは九州で養蚕された蚕と鹿児島黒豚のプラセンタを配合しているそうです。
ほかにも自然由来の化粧水や洗顔フォームもあるようです。ぜひライン買いして使いたいですね。
おわりに
いかがだったでしょうか。
はるか昔から高級品として取引されていたシルクがファッションのみではなく美容にも高い効果があるというのはうれしい発見ですね。
天然成分なので敏感肌の方にもおすすめです。
春はお肌が乾燥しやすい季節。ぜひシルクの美容品を使ってみてはいかがでしょうか。