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赤ちゃんにも成長痛はある
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小学校高学年頃から高校生頃までの成長期に成長痛を感じる事は多くありますが、赤ちゃんにも成長痛はあるのでしょうか。あまり認識されていませんが、実は赤ちゃんにも成長痛はあるのです。
赤ちゃんが泣くのは、お腹が空いた時やおむつが汚れた時だけではなく、成長痛を感じている場合もある事をお母さん、お父さんは知っておく必要があります。他に思い当たる事がない時は、もしかしたら泣いている原因は成長痛かもしれない、と疑ってみてください。
成長痛とは
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そもそも成長痛とは何でしょうか。成長痛とは、幼児(赤ちゃん)から中高生の成長期に足首、足の甲、すね、ふくらはぎ、かかと等の下肢に痛みを伴う症状です。
わかりやすく言うと足が成長により伸びる時に伴う痛みという事です。主に成長痛は小学校高学年頃から中高生に多く見られるものとされていますが、赤ちゃんにも無関係ではないようです。
また、成長痛は夜から朝にかけて起こることが多く、昼間にはほとんど起こらないそうです。つまり、夜泣きの原因が実は成長痛だった、という可能性もあるわけです。
心理的成長痛
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成長痛と一口に言っても、精神面と関係がある成長痛もあるようです。緊張するとお腹が痛くなる事が大人でもあるように、赤ちゃんの不安や甘えたい気持ちが痛みとなって表れる場合もあります。
それは、かまってもらいたいのにかまってもらえない、もっと見てもらいたい、抱っこしてもらいたい等の欲求が満たされない時に起こります。もしもあなたの赤ちゃんが成長痛を訴えるようであれば、思い当たる事がないかどうかよく振り返ってみましょう。
赤ちゃんの心が満たされれば、痛がる事が減ったり、なくなったりするかもしれません。
肉体的成長痛
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心理的成長痛に対して、体が原因で起こる肉体的成長痛もあります。それは、主に骨の成長に筋肉がついていかずに足に負担がかかり炎症を生じたり、骨そのものの成長に痛みが伴ったりという説があります。成長以外には運動と関係するものもあるでしょう。
対処法は
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成長痛は病気ではなく、自然と治るものなので特に治療は必要ありません。でも、痛がる赤ちゃんを前に何もしない、できないというのは辛いですよね。
少し大きい子の場合は、痛みを感じる場所に湿布を貼る、お風呂などで筋肉をほぐすストレッチを行う等の対処法も有効ですが、赤ちゃんには刺激が強くおすすめできません。
赤ちゃんが足を痛がる場合は、お母さんやお父さんが優しく声をかけ、手で痛そうな場所をさすってあげると赤ちゃんは安心する事ができます。夜泣きの場合は安心して眠る事ができるかもしれません。痛みがひどい場合や続く場合は成長痛以外の原因も考えられますので、早めに医師に相談してみましょう。
予防のためにできる事
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できれば、成長痛をなるべく感じない事が赤ちゃんにとってはよい事ですね。予防のためにどんなことをしたらよいのでしょうか。
成長痛の原因として、体の疲れがたまる事があげられます。十分な睡眠をとる事が成長痛の予防につながります。また、血流をよくする事も痛みが出にくくなるために大切な事です。血流をよくするために体を動かしたりストレッチをしたりする事も有効です。
赤ちゃんの場合、自分でストレッチを行うのは難しいので、お母さん、お父さんが赤ちゃんの足を持ち優しく引っ張ったり、足首を回したりしてあげるとよいでしょう。
最後に
赤ちゃんの成長痛についてご紹介しましたが、いかがでしたか。もしかしたら、あの時あんなに泣いていたのは成長痛だったのかな、等思い当たる事はあったでしょうか。赤ちゃんの成長はうれしいものですが、それに伴う成長痛は見ていて辛いものがありますね。
お母さん、お父さんの愛情で上手に乗り切れるよう、赤ちゃんとのコミュニケーションやスキンシップを十分とってあげましょう。
成長に伴う成長痛の場合は特に心配いりませんが、心理的なものが原因で起こる成長痛や痛みが激しい場合は心配ですね。その場合は放っておかず、早く原因を突き止めて痛みが治まるように対処しましょう。