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3歳までが勝負!? 赤ちゃんの脳を成長させる育て方

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参照元: http://photo-ac.com/
 
知識は子供が成長するに従って増えていきますが、脳の基本的なところは幼児期にはおおよそ完成していると言われています。中でも、乳児期から幼児期に掛けては急激な発達をします。そんな大事な時期にどういった育て方をすればいいでしょうか。謎が多い脳の中、色々な情報をまとめてみました。
 

乳児期の脳の成長

赤ちゃんの脳は未成長の状態で生まれますが、その後0~2歳の時期に驚くべき急成長をとげ、3歳で脳の80%が完成されるといわれています。まず、脳の重さを比べてみましょう。
 
nou参照元: http://www.live-lock.com/
 
これは脳の重さを年齢別に比較したものです。個体差はありますが、新生児のときは360グラムだったものが、生後6ヶ月では倍の720グラム、5~6才のときには1000グラムにも成長します。
また、脳の中身の方は
 
brain02参照元: http://www.live-lock.com/
 
前頭前野、運動野、視覚野、聴覚野とそれぞれの分野において基礎となるデータが蓄積されながら成長していきます。こういった基本的な脳の仕組みが急激に発達するのが乳児期であり、ほぼ完成に向かうのが幼児期なのだと考えられます。
 

脳の発達とは

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参照元: http://photo-ac.com/
 
生まれた時点での脳は、個人差や遺伝的な優劣はそれほどないと考えられています。しかし生まれた瞬間から脳は外からの刺激によって「シナプス」が発達していきます。 シナプスは情報を伝えるためのパーツ、またはその構造自体を言います。赤ちゃんは何もわからない世界に放り出されて、生きるため、世界に順応するために、脳をカスタマイズしていくわけです。
 
819px-Complete_neuron_cell_diagram_en.svg参照元: https://ja.wikipedia.org
 
でも、まだ赤ちゃんは言葉もわかりませんし、満足に動くこともできません。知識や経験をそのまま取り入れるわけにいかないので、それらを取り入れるための、取り入れやすくするための準備をしているのです。
言い換えれば、準備がちゃんとできあがっていれば多くの経験をすいすいと取り込んで理解していけますが、十分な準備ができなかったら経験したことをなかなか習得できなくなってしまいます。
 

いい「土台」を作るために必要なこと

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参照元: http://photo-ac.com/
 
では、経験したことを吸収しやすい脳にするための、いい「土台」を作るにはどうすればいいでしょうか。
一番重要なことは、「この世界に生まれてきてよかった」と思ってもらうことでしょう。誰だって、いやな世界のことを知ろうとは思いません。やさしく接してくれる家族がいて、心地よく興味深い刺激があり、つらいこと・苦しいことがあまりない世界であれば、それを知ろうと思うはずです。
 
そのためにやるべきことは、笑いかけたり、話しかけたり、触れ合ったり、といった日常のコミュニケーションです。
乳児期は、母親からお乳を飲むために嗅覚が、そして周りのものを知るためのセンサーとしての触覚が特に発達しています。肌がふれ合うことで赤ちゃんは相手を知り、安心感を得ることができます。生きていくための基本的なところ(飲む、寝る、寒くない、怖くない、など)が満足していれば、周りに興味を向けることができます。

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参照元: http://photo-ac.com/
 
笑顔を向けられれば、それが心地よい刺激だと理解して赤ちゃんも笑うようになります。やさしく話しかければ、それが気持ちの伝達手段だと理解して何かを伝えようとします。こうして赤ちゃんは周りの刺激をどんどんと吸収し、いい「土台」を作っていきます。
逆に、生きるのが大変な環境に置かれたら、赤ちゃんは悲鳴を上げるのに精一杯になって周りに目を向ける余裕がなくなります。周囲が怖いと思ったらそこからできるだけ離れようとします。そうなってしまうと赤ちゃんは世界を知るための努力をしなくなり、「土台」はスカスカになってしまうでしょう。
この時期のコミュニケーションは赤ちゃんの一生を左右するものとなります。
 

赤ちゃんの身になって考える

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具体的なハウツーは色々とありますが、愛情を持って接し、赤ちゃんの身になって考えれば、やった方がいいこと、やってはいけないことはわかります。赤ちゃんも同じ人間なんですから、周りのことが何もわからない状態で自分だったらどうして欲しいかを考えてみてください。
土台さえしっかりできれば、知識は後からいくらでも入れることができます。焦らずに、赤ちゃんへ気持ちを伝えていきましょう。
 
 

赤ちゃんとのコミュニケーションはこちら

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